- 2026.06.18
【2026年査定士監修】車の傷やへこみは修理せずに買取へ!減額基準や高く売るコツをプロが解説

監修・執筆:浅野 悠 (中古車査定士)
「車を売りたいけれど、バンパーに擦り傷がある…」
「ドアのへこみを直してから査定に出した方が高く売れるのかな?」
愛車を手放す際、ボディの傷やへこみが査定額にどう影響するのか、不安に思う方は非常に多いです。
はじめまして。車買取ソコカラで日々多数のお車を査定している査定士の浅野です。
これまで何千台ものお車を見てきたプロの視点から、結論を先にお伝えします。
車の傷やへこみは「絶対に修理せず、そのままの状態で買取査定に出す」のが鉄則です。
この記事では、なぜ傷を直してはいけないのか、どの程度の傷でいくら減額されるのか、そして傷がある車を少しでも高く売るためのマル秘テクニックを、現場のリアルな実情を交えて徹底解説します。
結論!車の傷・へこみは「修理せず」にそのまま買取査定に出すのが鉄則
傷やへこみがある車は、当然ながら無傷の車と比べると査定額が下がります。だからといって「査定前に板金屋で直してもらおう」と考えるのは、実は大きな損をしてしまうNG行動です。
私たち査定士は、お客様から「少しでも高く売りたくて、昨日5万円かけてバンパーの傷を直してきたんですよ」と聞くたびに、心の中で「あぁ、もったいない…!」と叫んでいます。
なぜ直してはいけないのか。その明確な理由を次の章で詳しく解説します。
査定士が明かす!傷・へこみを修理してはいけない3つの理由
プロの査定士が「傷やへこみはそのままにしておいてください」とお願いするのには、主に3つの理由があります。
①修理代が「査定のプラス額」を上回って損をするから
これが最大の理由です。車の修理費用は、皆さんが想像している以上に高額です。
例えば、ドアにできた手のひらサイズのへこみを板金塗装工場で修理すると、約4万円〜5万円かかります。しかし、そのへこみをそのまま査定に出した場合の「減額(マイナス)」は、おおよそ1万5千円〜2万円程度です。
つまり、5万円かけて直しても、査定額は2万円しかアップしないため、結果的に「3万円の赤字」になってしまうのです。修理費用を取り戻せるほど査定額が跳ね上がることは、絶対にありません。
②市販品(スプレー・ペン等)のDIY修理は逆に大幅減額になるから
「お金をかけたくないから、カー用品店でタッチペンやスプレー缶を買ってきて自分で直そう」
これも絶対にやめてください。
市販の塗料での素人修理は、ムラができたり、元の塗装との境界線が目立ったりします。私たちプロが見れば一発でわかります。
問題なのは、DIYで塗られた塗料を一度すべて剥がしてから、再度プロが塗装し直さなければならないという点です。
そのままの状態なら「1万円の減額」で済んだ軽い傷が、ご自身でスプレーを吹いてしまったせいで「修復の手間(工賃)が増え、3万円の減額になってしまった」というケースを、私は現場で何度も見てきました。
③買取業者は自社(または提携)工場で格安で修理できるから
なぜ査定での減額幅が、一般の修理代よりも安いのでしょうか?
それは、ソコカラをはじめとする車買取業者は、自社の整備工場を持っていたり、提携する板金工場と業者価格(原価に近い価格)で取引できたりするルートを持っているからです。
お客様が一般価格で高い修理代を払う必要はありません。業者の安いコストで直せる強みを、そのまま利用していただくのが一番賢い売り方です。
【部位・サイズ別】傷・へこみによる買取査定の減額基準
「じゃあ、この傷だといくら減額されるの?」という疑問にお答えします。
中古車の査定は、JAAI(日本自動車査定協会)が定める基準をベースに行われます。1点=約1,000円として計算されるのが一般的です。
以下の表は、傷やへこみのサイズによる減額の目安です。
[表(テーブル)の挿入]
※車種、ボディカラー、年式によって変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
| 傷・へこみのサイズ | 状態の目安 | 減額の目安(金額換算) |
| 1cm未満 | 爪が引っかからない、遠目から見えない | 0円(減額なし) |
| カードサイズ未満 | クレジットカードで隠れる程度の傷・へこみ | 約10,000円〜15,000円 |
| A4サイズ未満 | コピー用紙(A4)で隠れる程度の傷・へこみ | 約15,000円〜30,000円 |
| A4サイズ以上 | パネルの半分以上を占める広範囲な損傷 | 約30,000円〜50,000円 |
| パーツ交換が必要 | 穴あき、破れ、重度の変形 | 約50,000円〜80,000円以上 |
※バンパー、ドア、ルーフなど部位によっても減点数は異なります。ルーフ(天井)のへこみは修理が難しいため、減額が大きくなる傾向があります。
この傷なら大丈夫!査定額に影響しない・減額されないケース
表にも少し記載しましたが、すべての傷がマイナスになるわけではありません。以下のような状態であれば、査定額にはほとんど影響しないため安心してください。
爪が引っかからない程度の薄い線傷(洗車傷など)
ドアノブ周辺によくある爪のひっかき傷や、洗車機を通した際にできる細かい磨き傷(クリア層の表面だけの傷)は、専用の機械で軽く磨けばすぐに消えます。そのため、査定において減点対象にはなりません。
飛び石による1mm程度の極小の傷
高速道路などを走っていると、ボンネットやバンパーに小さな飛び石の跡がつくことがあります。ペン先でつついたような1mm程度の極小の塗装ハゲであれば、日常使用における「免責(許容範囲)」とみなされ、減額されないことがほとんどです。
コンパウンド(研磨剤)で軽く磨いて消える傷
ガードレールに軽く擦った際についた「相手側の塗料の付着」などは、傷ではなく汚れに近い状態です。コンパウンドでサッと拭き取れる程度のものは、プロの査定士はマイナス評価にはしません。
傷やへこみがある車を「少しでも高く売る」4つのコツ

傷による減額は避けられないとしても、その他の部分でプラス評価を積み重ねることで、トータルの買取額を引き上げることは十分に可能です。
査定士に傷を隠さず「正直に申告する」
「バレなければ減額されないかも…」と傷を隠したり、聞かれても嘘をついたりするのは逆効果です。
プロの査定士はあらゆる角度から光を当てて車を見るため、傷や修復歴を隠し通すことは不可能です。また、売却後に重大な瑕疵(隠していた欠陥)が見つかった場合、「契約不適合責任」に問われ、後から減額請求や契約解除などのトラブルになるリスクがあります。
「ここに擦り傷があります」と正直に伝えてくれるお客様は、査定士からの心証が良くなり、「誠実な方だから、大切に乗られていたエンジン周りなどはプラス評価にしよう」と、結果的に良い査定に繋がりやすくなります。
洗車や車内清掃をして「大切に乗っていたアピール」をする
「どうせ傷があるし、汚いまま出そう」はNGです。
外装を洗車し、車内のゴミを捨て、掃除機をかけておきましょう。これだけで車全体の印象がガラリと変わります。
「傷はあるけれど、日頃から愛情を持って手入れされていた車だ」と査定士に思わせることが、高価買取の第一歩です。
保証書や整備記録簿(メンテナンスノート)を準備する
どんなに外装に傷があっても、エンジンや足回りなどの中身がしっかりしていれば高く評価されます。
過去の点検やオイル交換の履歴がわかる「整備記録簿(メンテナンスノート)」は、車の健康状態を証明する強力な武器です。査定時に必ず用意しておきましょう。
傷の深さに応じて「最適な買取業者」を選ぶ
傷の程度によって、売却先を変えるのが最も賢い方法です。ここを間違えると、数十万円単位で損をしてしまうこともあります。詳しくは次の章で解説します。
【状態別】傷やへこみがひどい車はどこに売るべき?
愛車の状態を客観的に見て、どこに査定を依頼すべきかを見極めましょう。
軽い擦り傷・へこみなら「一般の中古車買取店」
バンパーの擦り傷や、ドアの軽いへこみ程度(走行に全く問題がない状態)であれば、一般的な中古車買取店で十分に高い値段がつきます。もちろん、ソコカラのような買取店でも大歓迎です。
フレームに達する重度の損傷・事故車は「廃車・事故車買取専門店」
問題は、「ドアがベコベコに凹んで開かない」「バンパーが割れて取れかかっている」「骨格(フレーム)までダメージがいっている」といった重度の状態です。
一般的な中古車買取店に持っていくと、「修理代が車の価値を上回るので、買取価格は0円です。逆に処分費用がかかります」と言われてしまうケースが多々あります。
このような場合は、どんな状態の車でも買い取れるルートを持つ専門店(ソコカラなど)にご相談ください。
日本国内で再販できなくても、海外へ輸出したり、使えるパーツだけを取り出して販売したり、鉄資源としてリサイクルしたりと、自社で利益を生み出せる独自ルートがあるため、ボロボロの車でも「0円以上の買取」が実現できるのです。
【査定士・浅野が回答!】車の傷・へこみ買取に関するよくあるQ&A

現場でお客様からよくいただくご質問に、プロの目線でズバリお答えします。
Q:査定前にコンパウンドで傷を磨くのはアリですか?
A:ごく浅い傷ならアリですが、やりすぎは厳禁です。
爪が引っかからない程度の浅い傷であれば、目の細かいコンパウンドで優しく磨くことで消える場合があります。しかし、力任せに磨きすぎると、周囲の正常なクリア塗装まではがしてしまい、逆に白ボケして目立ってしまうことがあります。自信がない場合は何もしないのが一番安全です。
Q:バンパーのへこみは、お湯をかけたり吸盤で引っ張ったりして直せますか?
A:絶対にやめてください!状態を悪化させるリスクが高いです。
ネット上には「熱湯をかけて裏から押す」「吸盤で引っ張る」といった裏技が紹介されていますが、プロから見ると非常に危険です。樹脂バンパーが変形して波打ってしまったり、塗装がパリッと割れてしまったりして、かえって修理代(減額幅)が大きくなるケースが後を絶ちません。
Q:傷だけでなく、サビが出ている状態でも買取してもらえますか?
A:もちろん買取可能です。サビ取りもせずにお任せください。
海沿いや雪国で使用されていた車は、下回りや傷跡からサビが進行していることがよくあります。サビは減点対象にはなりますが、ご自身でサビ落としやサビ転換剤を塗る必要はありません。そのままの状態で、独自の販路を持つ買取業者にご依頼ください。
まとめ:傷・へこみがある車の買取査定は「ソコカラ」にお任せください!
いかがでしたでしょうか。この記事の重要なポイントをまとめます。
- 傷やへこみは「絶対に修理・DIYせず」そのまま査定に出す
- 修理代よりも査定の減額幅の方が安いため、直すと損をする
- 小さな傷なら減額されないケースもある
- 正直に申告し、洗車や清掃をしてから査定に出すと評価アップ
「この傷、減額されちゃうかな…」「ボコボコだから値段がつかないかも…」と悩む前に、まずはそのままの状態でプロに見せてください。
車買取ソコカラでは、小さな傷のあるお車から、他社で「0円」と言われてしまった重度のへこみ・事故車まで、自社の強力なネットワークを駆使して「少しでも高い金額」で買い取らせていただきます。
査定士の浅野をはじめ、経験豊富なスタッフがお客様の愛車を丁寧に、そして誠実に査定いたします。
傷やへこみがあっても諦めず、ぜひ一度ソコカラの無料査定をお試しください!






